あん摩マッサージ指圧師について

医療専門職の中には、さまざまな職種がある。例えば、要介護者と深く関わりを持っている医療専門職の中には、あん摩マッサージ指圧師なども挙げられる。あん摩マッサージ指圧師は、利用者の腰痛などをあん摩や指圧をすることによって改善していくという仕事だが、高齢者に非常にニーズが高い。高齢者の多くは慢性的な腰痛に悩まされているため、あん摩マッサージ指圧師の施術はとても支持されているというわけだ。

あん摩マッサージ指圧師の免許は国家資格であり、厚生労働省が指定した教育機関で3年以上勉強し、国家試に見事に合格した者だけしかこの仕事に就くことができない。専門的な知識や技術を要する仕事であるため、容易に目指せるものではないのだ。

しかし、一旦資格を取得すれば、独立開業をしたり、医療機関で働くことができる。最近はメディカルスタッフとして医療機関や介護施設で働く人も増加しており、給与としては年収300万円から400万円からスタートすることが一般的なようだ。ある程度経験を積めば、月給50万円を超えることも夢ではなく、国家資格なので待遇面において優遇されやすい職種であることは間違いないだろう。

とはいえ、これはあくまでも正社員としての採用された場合の話である。アルバイトとして働くのであれば、時給は1500円から2000円程度になることが多いようだ。もちろんアルバイトの中ではかなり高い時給ではあるが、医療職としては決して高給与とは言えないかもしれない。